名グローブ!!

いいよ!こいよ!鼻にかけて鼻に!(天狗)

「君の名は。」思うまま感想(ネタバレあり)

君の名は。」を見てきた。ネタはバレます。

思いのほか人が多くてちょっと不安だったがおおむね大丈夫だった。ネット予約時は席ガラガラだったのに行ったらほぼいっぱいいっぱいだったから、みんなそんなに予約していかないんだなと思った。ポスターとか上映中の内容一覧を見た上でその場の「観たさ」で決めるのだろうか。子供連れの人々はそういう決め方してそうだな。

観た感想を。三葉の髪型がかわいかった。なんやねんあのややこしさは・・・と思いつつも女の子らしさが秘められたあの髪型よ。編み編みポニテとでも呼べばよいのだろうか。かわいいよ。

あと新海的「失恋に浸る俺さびしいむなしい空虚だよぉ・・・」オチにならなくてよかった。だってそんなんだったら一生秒速見てればいいじゃん。もういらねーんだよそんな悲観的かさぶたエンドはよぉ!と思っていたらちゃんとハッピーなエンドに落ち着いたのでよかったです。後日談を妄想して楽しめるのでいいですね。

瀧君とは3歳差で三葉ちゃんがお姉さんということのようなので是非お姉さんぶってもらいたいし、引っ張っていこうとするもしどろもどろになり見かねた瀧君がフォローを入れる図というのも素敵だと思います。こういう妄想のはかどる作品を見た後はいつも、なぜおれは絵を描けないのだろう、漫画を描けないのだろう、なぜそういうものの練習をしてこなかったのだろうと後悔しきりなのですが、いかんせんこの手の情熱は熱しやすく冷めやすいもので絵の練習のような超地道さの必要な行為を継続させるエネルギーとしては燃費がよろしくないようなのです、俺としては。

そんなことより、赤面してた三葉のかわいさ半端じゃなかったよ?あれは恋する女の子特有ですね。俺には分かります。というかそういうものとして描かれているわけだからあの表情を具現化したスタッフの皆様はああいう表情を見たことがあるということですよ。あの恋する女の子特有の「ドキドキが高まりすぎてどうしようもない紅潮」よ。ああいう顔を死ぬまでにいや隕石が落ちてくるまでに一度くらいは向けられたい、と男なら毎日寝る前に思うはずです。僕も毎日願ってるんですがどうも叶いません。

口噛み酒もいいですよね。性癖をくすぐられます。親子連れが結構いましたが、あれ見たお子さんは結構いい感じの性癖に醸成されていくと思いますよ。フェティッシュ!そりゃあ三葉ちゃんも困っちゃいますよ。自分の唾液で作ったお酒を好きな男の子に飲まれてるわけですから。瀧君だって三つ葉ちゃんの唾液とかいう甘美な液体飲みたいに決まってるし。ていうかあれに己の半分を入れさせる儀式って重すぎやしませんかね。そもそも口噛み酒って大体どれくらい放っとくとお酒になるんだろう。ちょうど瀧君が飲んだくらいのタイミングが飲みごろだったのかな。お酒になってたんだろうか。なってたら未成年飲酒になっちゃうな。

背景はやっぱりきれいでしたね。ご神体クレーターのきれいさはすごかった。東京のビル群もよかったです。

入れ替わり時の日常描写が結構すっ飛ばし気味だったのは意外でした。もっと描写されると思ってたらポポポンとかっ飛ばされてしまって。あのイヤミ3人組もそれほど掘り下げなかったし。てっしーは無線とか発破とかハイスペック人間ということでいいのかな?てっしーは三葉の事が好きで、さやちんはてっしーが好き、というありがち構造かと思ってたけどエピローグ見た感じ「てしさや」で落ち着いてるわけで、よろしくない言い方だと余りものつながりかとも思ってしまうけど、そこらへんの心理は測りきれなかったなあ。

今書ける感想はこれくらいですが、またふつふつと湧いてきたら書こうと思います。小説版とアナザーストーリーとパンフレットも読みたいなあ。あ、そういえば三葉ちゃんは瀧君のおにんにんをどれくらい見たんだろう。思春期の男女なんやから禁止してもいろいろと無理やよ!(蛇足感想)