名グローブ!!

いいよ!こいよ!鼻にかけて鼻に!(天狗)

就活していて思うこと、その垂れ流し

しかしもうどうすればいいのだろうね。何がって感じだろうが。就職活動のことである。たかだか2、3社祈られたぐらいで、俺の心はややひび割れ気味である。いやはや、軟弱と言われても仕方ない。しかしきついものはきつい。なまじESが通ったり筆記が通ったりするもんだから、期待と交通費が削れる削れる。地方就活のつらさはやはり交通費の面であるなと思うばかりだ。

というか就活などという単語を使うことすら忌々しい。この謎の儀式に身を投じるまでは、就活という気持ちの悪い略語をできるだけ使わないよう意識し、わざわざ就職活動と呼ぶようにしていた。しょうもない抵抗である。そもそも本質はそこではないしな。でも、形だけでも俺は抵抗したかったのだろう。今はその忌避していたゴミクズ的存在に成り下がってしまっているが。ため息も、出ない。

今思っているのは、自分の身の丈に合った会社を探そうね、といったことだ。いや、そもそも働くということは会社に入ることであるという考えにとらわれ過ぎているようにも思う。別に会社に入るだけが働くということではない。いろいろな生き方、自立の仕方があるはずだ。あるはずなのだが、俺はどうにもレールを外れがたい性質がある。外れることを嫌がるきらいがあるということだ。まあその性格の話は割とどうでもいい。たぶんどうでもいい。

いや、俺が悩んでいることの核心にはその性質が大きくかかわっているような気もしないでもない。レールを外れてもよいと思えるのなら、別に就職活動なるものでここまで悩むこともないだろうしな。やはり俺は、世間体というか、そういう普通的なもの・常識的なるものに縛られ気味な気はする。そのレールを盛大に外れることができれば、なんというかもうちょい肩の力を抜けるようには思う。思うのだが。

何について書こうとしていたのだっけ。とにかく就職活動について思うこと、悩んでいることについてひたすらに書いて突き詰めてみようと思っていたのだった。少しずつではあるが、俺の根っこというか悩んでいること・引っかかっていることを明らかにしていけているようには思う。だがまだまだ悩みは尽きぬ。尽きる悩みなどないのかもしれない。ただ今は、ひたすらに根を探してみたいのだ。ただただ掘り下げていきたい。その原動力は、書く必要のあるESを書く気になれない逃避的なパワーなのかもしれないが。その逃避パワーを少しでも意味のあることに回したいものだ。まあ、ちょっとくらいは休みたい。と言いつつ休みまくってる気もしなくはないが。

はたから見れば思いっきり休んで息抜きしてるのだが、当人の意識としては常にもやもやと悩んでおり、心を休めてはいないのだ。すげー言い訳っぽい。実際いいわけなのだと思う。たぶん。でも、なんというかもうぶっ続けで走り続けてきたような感覚なのだ。12月、下手すりゃ10月くらいから割とやってきたんじゃないか。結果は出てないけど、乳酸だけは確実にたまるんだから、乳酸貯金というのは割に合うね(合わない)

さて、こうしてうだうだ書いてるだけで割とストレス解消にはなっているのだけど、悩みの解消になっているかと言えば別である。まずちゃんとテーマを掲げたほうがよいのかもしれない。どんなテーマを立てようか。うーん。そうだな、どんな会社を受けるべきか、を考えておこうか。まあ最初は受けたいところを受ける志向でもいいとは思うけど、やはり身の丈に合っていないところを受けても体力を消耗するばかりで得るものも少ない、とも思う。受けてみないと身の丈に合ってるかどうかはわからないからニワトリ・タマゴ的な話ではあるけれど、背伸びしたところでそこまでいい思いはできんよね、って話だ。やたら大手に行ったり自分の専攻がかすってる程度のところに行っても、能力が伴わないというか求められるレベルに達せないだろう。自分のやってきたことがド直球でハマるようなところを受けるほうが意味はある。視野を狭めずにいろいろ受けてみろとは言いますが、限度はある。餅は餅屋であり、専門勢が跋扈しているところに外様が入り込む隙間はそうないのだ。自分が所属しているのが学際的な浅く広くな学科・専攻だからこそ思うのかもしれないが。

正直、浅く広くが通用する場所はあんまりないと感じる。なんというか、俺のところは実質ぽっと出の思いつき的なおもしろ学科でしかない。うん。名前のインパクトにつられてすげーヘンピなところに来ちゃったなあという後悔をしてないかと言えば嘘になる。てか後悔してる。現在進行形でしている。他が平凡そうだからって奇抜なとこに行くのはお勧めできない。

就職活動をするにあたって思うのは電気・機械・情報といったよくあるような学科の強さである。ほんとどこにでもあるようなとこだが、どこにでもあるだけの理由はある。やはり専門的なのだ。そこの学生はその分野についてのベースができているし分かりやすい。言うなればポテチである。食べる前から味が想像でき選ぶ際に困らない。期待通り・ハズレなしのくじ引きである。実際のハズレなしくじ引きは景品がどうしようもなくしょぼいおもちゃだったりするが、まあ大学も同じようなものだ。しかしやっぱりそれなりのものが手には入るし、どんなものがもらえそうか、ある程度示されてもいる。分かりやすさ、この一点においてそういう平凡な学科は強い。スーパーサイケデリック生物学科とか激おこサディスティックミカ子専攻みたいなショッキングピンクな学科の学生なんかわざわざ採用する意味がないもの。わかりやすく、品質もある程度保障されている。奇抜な学科に所属していると、そういうシンプルさがただただうらやましい。

もちろん利点とか強みがないわけじゃない。浅く広く学んでいるのもそれなりに使いどころはあるかもしれない。ただ、専門の人とガチンコでやりあえばボッコボコになるであろうことは当然の成り行きである。じゃあまあ「浅く広く」が活きるフィールドで戦えばいいじゃんという話になるが、そのフィールドを探すのもまたなかなか難しい。相手はそもそもその奇抜な学科そのものを知らないわけだ。その前提がないから志望する学生が自ら説明する必要がある。まあ俺は聞かれたことないんですが。聞かれもしないってどういうことなんだろう、実はある程度知ってるんだろうか。うーん。まあとにかく奇抜なとこに所属してたら自力で説明する必要がある。ここでうまく説明できれば興味を引けるわけで、割とつかみにはなる。たぶん。つかみになっていいよねってことをうちの先生が言っていたからその受け売りではある。まあ説明するうえではそういう強みもなくはない。だが企業を探す段階、ESを出す段階では自分の学んできた「浅く広い」知識が生かせるか、自分にも相手にもあんまりわからんわけだ。そこは自分でちゃんと企業を調べこんだうえで自分の学科についての説明も考えて行けや、ってことにもなるが。

なんつーか、相手とこちらを合致させるまでのギャップがいわゆるシンプルな学科よりもでかい。自分でも何やってんだか把握できてない。いや、それは俺の問題か。もうちょっと自分の売りについて考える必要はあるだろうな。ただ売れる部分があんまりないっちゃないのだよな。食えるとこの少ない魚みたいな感じだ。骨ばっかで身がない。「骨のある学生か、いいね!」とはならない。使えるとこが少ないんだ、ほんと。俺がやってきた研究自体がなんというかお遊び的で、あんまりスキルらしいスキルが身につかなかったというのもある。というかそれがでかい。先輩方は割と専門的なことをやってたのでいいとこへ行っていたが(人間としてのベース自体が上だったとも思うが)、俺はお遊び的・サークル的なそれであった。よくわかんねえ横文字の学科の、しかもよくわかんねえ名前のインパクトだけの研究をしてるという謎に包まれ過ぎた人間を取るチャレンジングな企業がどれほどあるだろうか。本当に奇抜な学科・研究で、人間自体も変人的だったら、もしかしたらまぐれ当たりがあったかもしれないが、なまじ大学的・研究的なことをやっていたから印象としてはただ一言「中途半端」なのである。かといって中央値的な存在であるわけじゃなく、いろんな部分が下の中なのである。ちょっと卑下しすぎたかもしれない。というかこれは既に俺自身が至らぬが故の問題かもしれない。俺の説明力のなさ、売り込みの弱さ。それがいかんのではないか。おらそんな結論いやだ。東京さいくだ。しかし交通費はもうない。

ちょっと、何が書きたかったのかわからなくなってしまった。なんだかなあ。後でちょっと見直して考えを整理したいです。まる。